メタバースのプラットフォームとは?おすすめ5選と合わせて紹介
2024年01月19日
仮想現実
メタバースの制作ではプラットフォームがよく活用されています。メタバースのプラットフォームとはどのようなサービスなのでしょうか。
この記事ではメタバースのプラットフォームの概要と利用するメリットを解説します。
おすすめプラットフォームも厳選紹介するので、サービス選びの参考にしてください。
メタバースプラットフォームとは
メタバースプラットフォームとは、VRやARを活用したメタバースの空間・ワールドを構築するための基盤になるサービスです。
サーバーから構築をせずとも、プラットフォーム上にワールドを制作するだけでメタバースを生み出せます。
各社が独自性の高いプラットフォームをデザインして提供しているため、メタバースの制作目的に合わせて選ぶと費用対効果の高い使い方ができます。
メタバースのプラットフォームを利用するメリット
メタバースの制作では、プラットフォームを利用するケースが多くなっています。
プラットフォームを活用するメリットとして主なポイントを押さえておきましょう。
コストを抑えて制作・運営ができる
メタバースプラットフォームを使うことでコスト削減になります。サーバーから構築する必要がなく、アバターなどのインタラクションが提供されているプラットフォームもあるので、開発コストを抑えられるからです。
サーバー自体はプラットフォームの提供会社が維持管理をするため、サーバー監視などのランニングコストも抑えることができます。もし不具合が発生したときにも、提供会社からサポートを受けられるので安心です。
プラットフォームの利用には費用がかかりますが、目的に合わせた費用体系のプラットフォームを選ぶことで費用対効果を上げられます。
ビジネスで活用しやすい
メタバースプラットフォームは、マーケティングや社内システムとして導入しやすいためビジネスでも活用されています。
ビジネスシーンでは以下のような活用例があります。
<ビジネスでの活用例>
- ・展示会
- ・セミナー
- ・説明会
- ・ショッピングモール
- ・バーチャルツアー
- ・顧客サポート
- ・バーチャル会議
- ・教育研修
メタバースプラットフォームはBtoCマーケティングや、社内活用で成功事例が多いですが、BtoBやCtoCでの活用も進んでいます。
共通プラットフォームでメタバース空間を共有することもできるため、ビジネスモデルに合わせてサービスを選ぶと新しい機会創出につながるでしょう。
人気でおすすめのメタバースプラットフォーム5選
世界中にメタバースプラットフォームは多数ありますが、特に人気のあるプラットフォームを厳選して紹介します。
Cluster
Clusterは日本で初めて生まれたメタバースプラットフォームです。国内で人気があり、シェアも広いので日本でメタバースビジネスを展開するのに適しています。
Clusterが人気なのは、あらかじめ用意されているインタラクションを配置するだけでワールド作成ができる簡便さがあるからです。
メタバースを簡易的に制作したいときに適しているプラットフォームといえるでしょう。
VRchat
VRchatはグローバルシェアの広いメタバースプラットフォームで、25,000以上のコミュニティが制作されてきた実績があります。
汎用性の高さがVRchatの特徴で、多目的に利用できるといった強みがあります。Unityで制作したメタバースを公開する舞台としてよく用いられているプラットフォームです。
DOOR
DOORは気軽にメタバースを制作できると、近年注目度が上がってきているプラットフォームです。
NTTドコモによる提供で、アバターの作成から空間の設計までオールインワンでできます。DOORには「お手軽プラン」などの制作パッケージがあり、それを用いて簡単にメタバースを始められるのが魅力です。
XR CLOUD
XR CLOUDは、BtoCやBtoBのビジネスに向いているメタバースプラットフォームです。
イベント作成に役立つ機能が豊富で、最大で1,000人まで同時に利用できます。XR CLOUDでは音声でもチャットでもコミュニケーションを取れるので、イベントの内容に合わせて顧客満足度の高いサービスを提供しやすいでしょう。
THE SANDBOX
THE SANDBOXは、NFTゲームやNFTアートの販売などによく用いられているメタバースプラットフォームです。
THE SANDBOXでは土地を購入して、その土地の上に自分のワールドの制作ができる仕組みになっています。通貨としてSANDを持ちよって販売活動ができるのが特徴です。「GameMaker」というワールド制作ツールを無料で利用することができ、手軽にゲームや体験を創出することが可能になっています。
まとめ
メタバースは、プラットフォームを利用すると手軽に制作できます。
開発コストもランニングコストも抑えられるので、メタバースをビジネスで活用する際にはプラットフォームを活用するのがおすすめです。
プラットフォームごとに特徴があるので、目的に合っていて使いやすいサービスを選んで利用しましょう。